みなさんは日本酒、お好きですか?
私は大好きです!というのは香りの方で、飲むよりも香りに癒されています
プロボノチャンネルでは日本酒の副産物である酒粕を活用した保湿パックをご紹介しましたが、こちらのコラムでは日本酒の香りについてもお話ししていきます
アルコールが苦手という方でも、日本酒の香りは良い香りと感じる方も多いのではないでしょうか?
吟醸香
日本酒のあの独特の香りである「吟醸香」を嗅ぐとヒトの心と体にリラックス効果をもたらす。という研究結果を酒造メーカーの月桂冠株式会社が発表されています フルーティーなリンゴの様な香りの「カプロン酸エチル」やバナナを感じさせる芳醇な香りの「酢酸イソアミル」が主要成分として知られていますが、それらの香りを嗅ぐことでストレス、欲求、抗うつ・不安、敵意、感情の高ぶり、および緊張感などの感情や心理状態が優位に低下するとのことです。
また、瞳孔の収縮する反応である「瞳孔対光反応」の収縮率からもこのカプロン酸エチル、酢酸イソアミルという香気成分には鎮静効果が認められたと発表されています。通常、眼球の筋肉は自律神経活動によって支配されていますのでこの結果からリラックスできているということが理解できます。
なるほど、たしかに日本酒って飲まなくても香りを嗅ぐだけで何ともいい気分でほっこりしますよね。
また飲む場合、日本酒には他の種類のお酒よりよりも「アデノシン」という成分が多く含まれています。このアデノシンには血管の収縮を妨げ、血液循環を良くする働きがあります。
これによって血流が良くなり筋肉のコリがほぐれ、リラックス効果をもたらします。
飲んだ際に得られる血液循環効果と香りによる鎮静効果で両面からほぐされリラックスできるんですね
日本酒を使った化粧水のレシピをご案内します
ほとんどの場合、肌に付けても問題ありませんが、非常に肌がデリケートな方やアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいますので不安な方はパッチテストを行ってください。目立たない腕の内側などに大体1円玉程度の範囲で付けて1日置いて様子を見てください。
【 材料 】
*日本酒(添加物の入っていない純米酒)50㎖
*精製水 50㎖
*グリセリン 5㎖
【 作り方 】
同量の日本酒と精製水を混ぜ合わせ、そこにグリセリンを入れ、よく攪拌してください。
たったこれだけで完成!
注意点は、グリセリンの濃度です。
今回は5%でご案内しました。保湿力を高めたい方は「グルセリンをいっぱい入れれば保湿効果も高まるのでは…」と期待される方もいるようですが、一定濃度以上グリセリン濃度が高くなると、こんどは反対にお肌の潤いを奪ってしまいます。
5%濃度に慣れて濃度を上げたい方も10%は超えないように作りましょう。
そして保管は必ず冷蔵庫、1週間以内には使い切るようにしてくださいね。
飲んで美味しく、体もリラックス、お肌の保湿にも使える日本酒
みなさんもぜひ飲みすぎ注意で活用してみてくださいね
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特定非営利活動法人プロボノ 理事・創業メンバー
●健康管理士一般指導員(特定非営利活動法人日本成人病予防協会認定)
●NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)認定インストラクター
●yuica認定 日本産精油インタープリター MAA認定 キャリアオイルマスタ
岐阜県生まれ、大自然の中で育ち20歳で上京
25歳の時イタリアにて生活に根付いたアロマテラピーに触れ感銘を受ける、同時に幼少より実践していたことが実はアロマテラピーと知らされる
日本に戻りイタリアブランドで勤務するなか、お客様のいろいろなお悩みを伺い、自身が実践している芳香療法が役立つと確信。
より正確なエビデンスを持って紹介できるようNARD JAPAN にて学び直す
自身の性格がズボラ故、手をかけなくてもいい美容、体質改善を提案中。
得意分野の美肌・アンチエイジングの為のオイル・精油の調合指導に加え、現在は手荒れに悩む美容師さんのための講座などでも活動中