香りだけじゃない!桃の健康効果

みなさん、こんにちは。特定非営利活動法人プロボノの中島です。

今回ビデオでは若々しく魅力的に見せる効果をアップさせる桃の香りについてお話ししましたが、コラムでは香りだけではない、食べても嬉しい桃の効能に触れていきます。

桃について

桃は中国北部が原産で、長寿の効果があると考えられ仙薬にしていました。そのため中国では「長生の実」「仙果」とも呼ばれ邪気を払う果物として使われていたという歴史があります

桃は美味しい果実の部分だけではなく、蕾や種子、葉も漢方として利用されています

     

【蕾】

主に漢方として流通しているのではないでしょうか。利尿作用や便秘の解消の働きがあります

【種子】

桃仁とも呼ばれ、血流の巡りを助け鎮痛作用や消炎作用、解毒作用があります。

種子の仁から抽出したオイルは桃カーネルオイルと呼ばれオレイン酸が主成分の皮膚への刺激が少ないため、使用する肌質を選ばず美容のためのマッサージオイルなどで使用されます

また、婦人科系の漢方としてポピュラーなもので、血液の循環を良くする作用があると言われ生理痛、生理不順、更年期障害、肩こり、便秘、頭痛や高血圧予防などうに効果的とされていますが、効果が強いので、漢方の専門家にご相談の上お使いくださいね

【葉】

解熱、殺虫などの働きがあり、葉の煎じ汁はあせもや湿疹に良いとされていて患部に使ったり、炎症を取るために桃の葉風呂に入るなんて言うことも聞きますよね。薬局で<桃の葉エキス入り>と書かれたローションなどを見たことがある方も多いのではないでしょうか

【果実】

桃の果実は主に糖質、また、食物繊維のペクチンが多いので腸をきれいにしてくれる作用があります。またカリウムやクエン酸、カテキン、タンニンなども含まれています

     

・腸内環境を整える効果

 水溶性、不溶性両方の食物繊維を豊富に含んでいます

水溶性食物繊維は腸内の便を柔らかくしてくれます。一方、不溶性食物繊維は水分を吸収して便の嵩を増やし腸内を刺激、蠕動運動を活発にさせて便通を促進してくれます。

腸の動きが良くなるとコレステロールや余分な老廃物も排出されやすくなるので美肌などにも繋がります。

・コレステロール値を下げる

水溶性ビタミンのイノシトールという成分にコレステロールを下げる働きがあります。脂肪の代謝を促し、肝臓に脂肪が蓄積するのを防いでくれる働きがあります。肝 機能を強くしてくれる効果も期待できますね

・糖尿病予防

 近年の研究により、桃にはインスリンの働きを高める効果があると発表され、糖尿病  の予防に効果があるとされています

その他、クエン酸による疲労回復効果、カテキンやカリウムによるむくみ解消や高血圧

予防なども期待できます

また、桃に含まれる糖と酸味(リンゴ酸やクエン酸)により食欲増進に効果があります。

桃の旬のころは夏の疲れが出るころです、また風邪などで食欲がない時に桃の力を借りるのも良いですね

     

幸福度が増す

最後に桃に限りませんが多くの果物で「幸福度が増す」と言われています

果物をよく食べる人は食べない人よりも幸福度が高いという研究があるんですよ

これは果物に含まれるカロテノイドという色素によって楽観的に考えやすくなったり

ビタミンB12の摂取量が増えることによって「幸せホルモン」よも呼ばれるセロトニン

の働きが良くなることが関係していると言われています

香りだけでなく食べても良いことがたくさんの桃、今年は福島からお取り寄せして

復興支援に参加してみるのも良いのではないでしょうか?

プロボノチャンネル

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